どんなに英語を学習をしても、うまく成果が見えず「何をしていいかわからない」という気持ちになったことはありませんか。読めば読むほど英語が身に付く英語多読は、そんなあなたの悩みを全て解決します。今回は、Oxford Reading Tree の At the Park をご紹介をします。
CONTENTS
ORT Level 1+:At the Park
ブックバンド: | ピンク |
レベル: | Stage 1+ Patterned Stories |
ページ数: | 12 pages |
語数: | 32 words |
テーマ: | 公園 go の用法 |
フォニックス: | × |
時間: | 約2分 |
主人公: | フロッピー |
登場人物: | ママ パパ チップ ビフ キッパー |
⭐️ブックバンドについて…イギリスの学校では、本のレベルを表すためにブックバンドが使われています。ORTの絵本には、それぞれの絵本の裏にブックバンドのカラーをつけることで、絵本のレベルが分かるようになっています。
お話の内容
キッパーと家族みんなで公園に行きます。キッパーは一目散に公園の遊具へ走り出しました。チップやビフも一緒に、それぞれ公園で楽しく遊びます。パパとママは、楽しそうに遊んでいる子供たちを暖かく見守ります。その頃、フロッピーは、何をしていたのかな・・・。
ojachan BOOK レビュー
総合 | ★★★★★ |
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面白さ | ★★★★★ |
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学習効果 | ★★★★★ |
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難易度 | ★★★★★ |
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知識関心 | ★★★★★ |
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異文化理解 | ★★★★★ |
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面白さ・・・ストーリーの意外性や内容の面白さを評価
学習効果・・・文法や語彙、表現について学べ実際に使えそうかを評価
難易度・・・Oxfordが想定する対象年齢と初級英語学習者が感じる難易度を評価
知識関心・・・科学的な好奇心や興味関心を向上するような内容かを評価
異文化理解・・・イギリスと日本の文化的な違いを学べたかを評価
すべての評価は、ojachan の個人的な見解に基づきます。
ojachanの感想
子供たちに一番身近な公園をテーマにしているのがいいですね。この本の主人公が、キッパーの家族ではなく、後ろのフロッピーというところがこの絵本の魅力だと思いました。
文法的には、ストーリーを通して、一般動詞の過去形のみなので、英語初学者の方でも読みやすいと思います。
さらに、【went】の後につける前置詞の違いで、表現を広げられることが絵本のおかげで、イメージがつきやすいです。日本語の「ブランコ」は、カタカナなので、英語にする時「あれ?そうなんだ!」と色々気づくことが多いと思います。
みんなが楽しく遊んでいる中、フロッピーの様子がだんだん変わって行くところに大注目!
大人が読んでも、童心に返るような気持ちで読むことができ、心温まる作品です。
文法レベル
文法内容:一般動詞過去 |
文法レベル:中1レベル 英検5級 |
キーフレーズ
⭐️絵本に合わせた意訳をしています。
今回のテーマは、【went+前置詞】。【went】は “go” の過去形ですね。
“went” に続く前置詞で、日本語の意味がどのように変化して行くのか見てみましょう。
① went to ~ 『~に行った』
Everyone went to the park. みんなは 公園に 行きました。 |
went to ~ 『~に行った』という意味です。【go to 場所】で「~に行く」のような使い方ができます。
過去形は、「主語の人称に関わらず動詞は過去形を使うだけ」なので、現在形より簡単かもしれません。
【Everyone】は「みんな」と訳するので、一見、複数形のように見えますよね。ただ、この単語の人称は、三人称単数になるので、現在形では注意が必要ですよ。
【I went park】 はなぜ言えないのか。
「家に帰る」は、【go home】といいますよね。それでは、どうしてこの場合は、【go park】と言えないのか少し考えてみましょう。
① I went to my home. |
② I went home. |
ポイントは、後に続く【home】にあります。
①の場合は、wentの後に前置詞が続いているので、必ず名詞です。
① 主語+動詞+前置詞+代名詞+名詞 = 私は+行った+に+私の+家 |
②の場合は、実は副詞の意味のhomeが使われています。
② 主語+動詞+副詞= 私は+帰った+家に |
という具合に、理由は【home】が名詞にも副詞にもなれる単語だからです。
このような単語は「somewhere, outside, abroad」など たくさんあり、この副詞の単語が、むしろ特別だと覚えましょう。
一方、「公園」という意味での【park】は名詞にしかなれない単語ですから、②のパターンは使えません。
このように、【go】は基本的に自動詞で、後に前置詞を補わないと名詞を続けられないんですね。
② went on ~ 『(乗り物)~に乗った』
Chip went on the slide. チップはすべり台に乗りました。 |
【went on ~】で「~に乗った」いう意味です。
「あれ?どうして【got on】じゃないんだ?」と不思議に思ったので、ネイティブの皆さんに聞いてみました。
【got on】は「物」に乗ること。【went on】はすべり台に乗って、その遊具を使うこと。
つまり、【got on】を使うと、「すべり台に乗って、上で待っている」というニュアンスになる。
【went on】= 乗って降りた 【got on】= 乗った
とてもわずかな違いだけど、【got on】は、すべり台に登ることに意味が集中している。【went on】は全部の行動を意味する。
【got on】を使うと、「乗ったけど、動かない」という意味。【went on】は 「乗って降りた」という意味。
English | 日本語 | ポイント |
---|---|---|
got on ~ | ~に乗って待っていた | 「乗るまでの動作」 に意味に重点を置く |
went on ~ | ~に乗って降りた | 「動作が完了する」 まで意味が置かれる |
なるほど~。教えてくれた皆さんありがとう!
違いがよくわかりますね。辞書では、教えてくれません。
今回のORT重要単語
⭐️重要単語 は、表紙の裏側に記載されている新出語句を数えています。
Focus words : 12 words |
English | 品詞 | 日本語 |
---|---|---|
park | 名詞 | 公園 |
slide | 名詞 | すべり台 |
horse | 名詞 | 馬 |
swing | 名詞 | ブランコ |
see-saw | 名詞 | シーソー |
sleep | 名詞 | 眠り |
Oxford Reading Tree クイズ
Basic かんたん
Intermediate ふつう
Advanced 難しい
公園クイズ
私のORT900冊の挑戦!
ORTを読んでいる、またこれから読みたいなと思っているあなたに、 900冊あるうち、Oxford Reading Tree シリーズの中から1話ごとに、効果的な英語学習ができるようご紹介いたします。
【英語多読】については、こちらを読んでみてください。
一緒に、ORTでネイティブの子供たちのように、英語を学習しませんか。
次回のお話は; こちらをクリック!
【ORT Level 1+】#27 Fancy Dress のお話。
前回のお話は ; こちらをクリック!
【ORT Level 1+】#25 The Headache のお話。