どんなに英語を学習をしても、うまく成果が見えず「何をしていいかわからない」という気持ちになったことはありませんか。読めば読むほど英語が身に付く英語多読は、そんなあなたの悩みを全て解決します。今回は、Oxford Reading Tree の Goal ! をご紹介をします。
CONTENTS
ORT Level 1+:Goal !
ブックバンド: | ピンク |
レベル: | Stage 1+ Patterned Stories |
ページ数: | 12 pages |
語数: | 25 words |
テーマ: | get + 形容詞 |
フォニックス: | × |
時間: | 約2分 |
主人公: | パパ |
登場人物: | ママ ビフ チップ キッパー フロッピー |
⭐️ブックバンドについて…イギリスの学校では、本のレベルを表すためにブックバンドが使われています。ORTの絵本には、それぞれの絵本の裏にブックバンドのカラーをつけることで、絵本のレベルが分かるようになっています。
お話の内容
今日はパパのサッカーの試合です。雪がシンシンと降る中、家族みんなで応援します。みんなは雪で濡れたり、寒くなったり。フロッピーもお疲れの様子。パパもなかなかうまくいかないようで、ファウルを取られてしまいました。さて、パパはうまくカッコイイ姿を家族に見せられたのかな。
ojachanのBOOKレビュー
総合 | ★★★★★ |
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面白さ | ★★★★★ |
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難易度 | ★★★★★ |
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知識関心 | ★★★★★ |
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異文化理解 | ★★★★★ |
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面白さ・・・ストーリーの意外性や内容の面白さを評価
学習効果・・・文法や語彙、表現について学べ実際に使えそうかを評価
難易度・・・Oxfordが想定する対象年齢と初級英語学習者が感じる難易度を評価
知識関心・・・科学的な好奇心や興味関心を向上するような内容かを評価
異文化理解・・・イギリスと日本の文化的な違いを学べたかを評価
すべての評価は、ojachan の個人的な見解に基づきます。
ojachanの感想
今回のお話は、サッカー⚽️のお話です。前回の “Reds and Blues” のお話で、ビフがサッカー少女だと知っていたので、また試合かなぁと思い、1ページ目を開くと、「あれ?パパがフィールドに!?❤️なんだ、なんだ?なんかカッコイイぞ😆」とワクワクお話を読み進めした。
今回の表現は【got 形容詞】の繰り返しですが、文法的なレベルは中学2年生程度なので、ORTのlevel 1 + というのを考えると、難しいのかなと思います。表現も独特で、少し戸惑いました。
【go miserable】「みじめになりました・・・?」ストーリーと絵、単語の本来の意味から合っていないような・・・。うーん。これは、英語ならではの表現のようですね。前回の【cross】の表現も再登場です!覚えてるかな?😁
さすが、イギリスの国民スポーツ!大人も子供も、性別関係なくみんなサッカーの大ファンですね!
文法レベル
文法内容:一般動詞過去形 文型 |
文法レベル:中2レベル 英検4~3級 |
Oxford Reading Tree: Level 1+: More Patterned Stories: Goal! (英語)
Amazonレビュー: | ★★★★★ |
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レベル:ステージ1+ More Patterned Stories A
絵本の冊数:1冊
著者:Roderick Hunt / Alex Brychta
出版:Oxford University Press (Japan) Ltd. (2011)
キーフレーズ
⭐️絵本に合わせた意訳をしています。
① 第二文型
Everyone got wet. みんなは濡れました。 |
この文章は、「第二文型」の一つとして、中学2年生に登場します。
第二文型とは、英語の5つの文章フォームの一つで、【SVC文型】とも呼ばれます。
頭文字 | 日本語 | なる品詞 |
---|---|---|
Subject | 主語 | 名詞 / 代名詞 |
Verb | 動詞 | 動詞 |
( Object ) | 目的語 | 名詞 |
Complement | 補語 | 名詞 / 形容詞 |
この暗号のようなSVOCに、英語が苦手な人は「出た・・・!😱」と拒否反応を感じる人もいるかもしれません。
でも、大丈夫!この第二文型は、2パターンだけ。
1. 主語 (S) + 動詞 (V) + 名詞 (C)
e.g. I became a teacher.
わたしは先生になりました。
ここでポイントなのは、主語の【I】と【teacher】が同じ人物であることです。
このように、動詞の後の名詞&主語が同一人物である場合は、第二文型になります。
なので【teacher】が名詞でも、ここは、目的語(O)ではなく、補語(C) になります。
主語と名詞が違う人なら、その名詞は目的語(O)になるので、違う文型になります。
2. 主語(S) + 動詞(V) + 形容詞 (C)
e.g. It looks nice! 素敵ね! |
とてもよく使う表現ですが、この【look】は、「~のようだ / みたいだ /~そうだ」という意味の動詞です。このような動詞は、他にも【sound】【seem】それから【appear】があります。
look → 実際に見たこと
e.g. It looks good. 良さそうだ。
appear → 出来事や事実を伝えるフォーマルな表現
e.g. It appears really great. それは、とてもすごそうだね。
seem → 印象に関すること
e.g. It seems heard. 大変そうだ。
sound → 耳で聞いたこと
e.g. It sounds difficult. 難しそうですね。
例文の【be動詞】【become】や【get】は「~になる」という意味の動詞でこの第二文型をとる仲間の一つです。これらの動詞は、状態変化の動詞と呼ばれます。
get → 一時的に変わる
e.g. I got sick. 病気になりました。
become → 長期的に変わる
e.g. I became a Youtuber. ユーチューバーになりました。
go → 悪い変化
e.g. He went crazy. 彼はおかしくなりました。
come → 良い変化
e.g. My dream has come true. 夢が叶いました。
turn → 変わる
e.g. She turned red. 彼女は赤く(恥ずかしく)なりました。
fall → 急に変わる
e.g. The dog fell asleep. その犬は眠ってしまいました。
grow →徐々に変わる
e.g. The cat grew old. その猫は(だんだんと)歳を取りました。
② get + 形容詞
Everyone got cold. みんなは寒くなりました。 |
前述の通り、【get】は「~になる」という動詞です。今回の絵本のテーマにもなっている表現ですが、他にも色んなシーンに使うことができますよ。
日常英会話で、よく使う英語の表現をご紹介します。
English | 日本語 |
---|---|
get hungry | お腹がすく |
get crazy | おかしくなる |
get mad | 怒る |
get better | 良くなる |
get worse | 悪くなる |
get lost | 迷う |
get dark | 暗くなる |
get married ( 人 ) | 結婚する |
get divorced ( 人 ) | 離婚する |
ちなみに、感想でお話しした【 got miserable 】ですが、意味は、「キッパーはみじめになりました。 / かわいそうです。」という訳になります。日本では、ちょっとストーリーの流れとして不自然な表現なので、英語の文化的な表現として理解する方がいいかもしれません。私も、【 GOT miserable 】にちょっと納得がいかなくて、ネイティブの皆さんに教えてもらいました。
“miserable” は、 “ハッピーじゃない” という意味です。
文法的に変な表現です。普通は、 “Kipper became miserable.” とか、 “Kipper was miserable.” を使います。文法的には、おかしな表現だとしても、このストーリーのテーマ “got” に合わせるために、使われた文章だと思います。
“miserable”=feels bad という意味です。
キッパーが雪や寒さのせいで、どれくらいかわいそうな状況になったか説明するために、 “miserable” を使ったと思います。
結論としては、これは文法的におかしい表現なので、日常会話では使わないよう気をつけてください。
アメリカ人の皆さんが全部先に答えてくれたので、イギリス人の意見をあまり聞けなかったのは、ちょっと残念😞ですが、この絵本📔のストーリーの流れの中で、必要だった文章だと割り切って読みましょう。👍
今回の重要単語
Focus words : 15 words
English | 品詞 | 日本語 |
---|---|---|
cold | 形容詞 | 寒い |
everyone | 代名詞 | みんな |
wet | 形容詞 | 濡れている |
miserable | 形容詞 | みじめな |
got | 動詞(過去形) | 〜になる |
goal | 名詞 | ゴール |
Goal クイズ
Basic かんたん
Intermediate ふつう
Advanced 難しい
【get + 形容詞】クイズ
私のORT900冊の挑戦!
ORTを読んでいる、またこれから読みたいなと思っているあなたに、 900冊あるうち、Oxford Reading Tree シリーズの中から1話ごとに、効果的な英語学習ができるようご紹介いたします。
【英語多読】については、こちらを読んでみてください。
一緒に、ORTでネイティブの子供たちのように、英語を学習しませんか。
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【ORT Level 1+】#34 Who Did That? のお話。
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【ORT Level 1+】#32 The Journey のお話。