LEARNING ENGLISH, Oxford Reading Tree

【ORT Level 1+】#38 Catkin the Kitten のお話。

catkin the kitten Oxford reading tree

どんなに英語を学習をしても、うまく成果が見えず「何をしていいかわからない」という気持ちになったことはありませんか。読めば読むほど英語が身に付く英語多読は、そんなあなたの悩みを解決します。今回は、Oxford Reading Tree の Catkin the Kitten  をご紹介をします。

ORT Level 1+:Catkin the Kitten


ORT catkin the kitten
Oxford Reading Tree ” Catkin the Kitten ” より
ブックバンド: ピンク 
レベル:Biff, Chip and Kipper Level 1+ Decode and Develop
ページ数:12 pages
語数:42 words
テーマ:一般動詞の過去形 動物の赤ちゃん
フォニックス:
時間:約2分
主人公:ウィルマ
登場人物:ビフ チップ ウィルフ

⭐️ブックバンドについて…イギリスの学校では、本のレベルを表すためにブックバンドが使われています。ORTの絵本には、それぞれの絵本の裏にブックバンドのカラーをつけることで、絵本のレベルが分かるようになっています。

お話の内容

お友だちのウィルマが子ネコのキャットキンを連れて遊びに来ました。しかし、みんなで遊んでいる間に、キャットキンは逃げてしまいます。ウィルマたちは家中を探し回ります。ベッドにもいない、ゴミ箱にもいない・・・。キャットキンは一体どこに行ったのかな。

ojachanのBOOKレビュー★

総合   ★★★★★
面白さ  ★★★
学習効果 ★★★★
難易度  ★★★★★
知識関心 ★★★★★
異文化理解★★★★★

面白さ・・・ストーリーの意外性や内容の面白さを評価

学習効果・・・文法や語彙、表現について学べ実際に使えそうかを評価

難易度・・・Oxfordが想定する対象年齢と初級英語学習者が感じる難易度を評価

知識関心・・・科学的な好奇心や興味関心を向上するような内容かを評価

異文化理解・・・イギリスと日本の文化的な違いを学べたかを評価

すべての評価は、ojachan の個人的な見解に基づきます。

ojachanの感想

久しぶりにウィルマが登場です。ここでは、ウィルフ(ウィルマの弟)もいますね!いつもと違うメンバーなので、新鮮な気持ちで読むことができます。

文法的には一部難しい表現(過去完了)もありますが、これも一つの表現として覚えられるのが素晴らしいと思いました。前置詞の使い方や、過去形もしっかり学習できます。

実は、私がこの絵本を読んだのは、6冊目くらいだったと思います。レベル1+なのに、過去完了が出てきたおかげで、「えっ?なんか急に難しすぎないか!?」って思い、読む順番を間違えたのに気づきました。

それにしても、この Biff, Chip and Kipper Level 1+ Decode and Develop のシリーズは、難易度はかなり高い感じです。

それから、気づいたんですが、絵が違う気がする・・・・と思い、表紙を読んでみると!

イラストレーターが変わっています! Alex Brychta(アレックス・ブリクタ)さん→Nick・Schon(ニック・ショーン)さんになっていました。ここまで気づくと、オタクレベルのレビューになってきた・・・。笑すっかり、ORTのファンになってしまった証拠ですね!😆🙌

文法レベル

文法内容:一般動詞の現在形・過去形 過去完了
文法レベル:中1~高1レベル 英検5~準2級

Oxford Reading Tree: Level 1+: Decode and Develop: Catkin the Kitten (英語)

Amazonレビュー:★★★.5★★

レベル:ステージ1+ C パック

絵本の冊数:1冊

著者:Roderick Hunt / Alex Brychta

出版:Oxford University Press, USA (2011/1/1)

キーフレーズ

1. 動物の赤ちゃんは英語で何ていうの?

Wilma had a kitten.
ウィルマは子ねこを連れてきました。

【 had 】の本来の意味は、「持っていました」という意味です。【 had 】は【 have 】の過去形で、原義の「所有している」という意味がポイントです。

和訳は、場面によって色々な意味が取れると思います。「持ってきました」→「連れてきました」「飼っていました」とでも和訳ができると思います。今回は、チップの家に猫を連れてきたので場面に合わせて、上記の和訳にしました。難しい・・・。

【 kitten 】(キトゥン)は、「子ねこちゃん」という意味で、他にも【 kitty 】(キティ)ということもできますよ。気づきましたか?世界的に大人気の可愛い❤️あの子、【 Hello Kitty 】(ハローキティ)は、「こんにちは、子ねこちゃん」という意味です!和訳すると不思議な名前・・・。笑

ここでは、いろんな動物の子供を英語で表現してみましょう。

日本語英語
子ザルbaby
ベィビー
子犬puppy
ピー
子ネズミ
アザラシの赤ちゃん
pup
パッ
子ブタpiglet
グレッ(ト)
piggy
ギー
子ウサギbunny
ニー
子馬pony
ニー
子牛
トナカイの赤ちゃん
ゾウの赤ちゃん
クジラの赤ちゃん
calf
カー
子ジカfawn
フア
子ヤギkid
キッ(ド)
子羊lamb
子グマ 
子ギツネ
ライオンの赤ちゃん
トラの赤ちゃん
cub
子オオカミwhelp
ウェルプ
ひよこchick
チッ
アヒルの赤ちゃんduckling
ダックリン(グ)
小魚minnow
ナゥ
おたまじゃくしtadpole
タッドポー(ル)
いくらfry
ラィ
恐竜の赤ちゃんhatchling
ハッチリン(グ)
juvenile
ブナイル

2. 過去形と過去完了の違い

Wilma had lost Catkin.
ウィルマは、キャットキンを見失ってしまいました。

イギリスでは、過去形より完了形を使うことが多いようです。

今回は、レベル1+の話の内容なので、過去完了は軽く触れるだけで説明しようと思います。過去完了は、高校1年生で学習します。この内容を深く理解するためには、中3生で学習する現在完了をしっかり学習しましょう。

過去完了:
had + 過去分詞 「~してしまった。」

過去形との違いは、過去形は「過去の時点(一点)で、出来事やしたことを伝えたい」ことに対して、過去完了は過去のある時点までに、話が解決している。」ことです。

例えば、

過去形:
Charlie lost Catkin yesterday.
チャーリーは昨日、キャトキンを見失いました

過去形

この過去形の文章から、以下のことがわかります。

おととい→ キャトキンはいた。⭕️
昨日→ キャトキンがいなくなった。❌
今日→ 見つかったかわからない。🔺

過去完了:
Charlie had lost Catkin until yesterday.
チャーリーは昨日までずっとキャトキンを見失っていました。

過去完了 ①

この過去完了の文章から、以下のことがわかります。

おととい→ キャトキンはいなかった。❌
昨日→ キャトキンは戻ってきた。⭕️
今日→ キャトキンはいる。⭕️

時系列で考えると、過去形と過去完了でかなりニュアンスが変わることが分かりますか?

今回は、ここまでです!

重要単語

⭐️重要単語 は、表紙の裏側に記載されている新出語句を数えています。

Focus words : 20 words

English品詞日本語
ran
ラェ
動詞
(過去形)
走った
bag
バァッグ
名詞バッグ
bell
名詞
kitten
トゥン
名詞子ねこ
lost
ロース(ト)
動詞
(過去形)
いなくなった
basket
バァスケッ(ト)
名詞かご

動物の赤ちゃんクイズ

Catkin the Kitten クイズ

Basic かんたん

Intermediate ふつう

Advanced むずかしい

私の英語多読900冊の挑戦!


ORTを読んでいる、またこれから読みたいなと思っているあなたに、 900冊あるOxford の絵本の シリーズの中から1話ごとに、効果的な英語学習ができるようご紹介いたします。

【英語多読】については、こちらを読んでみてください。

一緒に、ORTでネイティブの子供たちのように、英語を学習しませんか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

次回のお話は; こちらをクリック!

【ORT Level 1+】#39 In the Trolley のお話。

前回のお話は ; こちらをクリック!

【ORT Level 1+】#37 Hop Hop Pop のお話。