どんなに英語を学習をしても、うまく成果が見えず「何をしていいかわからない」という気持ちになったことはありませんか。読めば読むほど英語が身に付く英語多読は、そんなあなたの悩みを解決します。今回は、Oxford Reading Tree の The Bag in the Bin をご紹介をします。
CONTENTS
The Bag in the Bin 基本情報
ブックバンド: | ピンク |
レベル: | Biff, Chip and Kipper Level 1+ Decode and Develop |
ページ数: | 12 pages |
語数: | 56 words |
テーマ: | put と 前置詞 |
フォニックス: | ○ |
時間: | 約2分 |
主人公: | ママ |
登場人物: | パパ キッパー リー リーのママ |
🔖ブックバンドについて…イギリスの学校では、本のレベルを表すためにブックバンドが使われています。ORTの絵本には、それぞれの絵本の裏にブックバンドのカラーをつけることで、絵本のレベルが分かるようになっています。
The Bag in the Bin あらすじ
キッパーとママは、お買い物に行って家に帰ってきました。ちょうど帰ったところに、お隣のリーくんとママが話しかけてきます。お父さんは、ゴミ出しをしているようです。作業員さんがゴミを回収に来たところ、お母さんはあわてて走り出します。一体、何が起こったのでしょうか。
文法内容
文法内容:一般動詞の現在形 一般動詞の過去形
文法レベル:中1~2レベル 英検4~3級
The Bag in the Bin 重要単語
✔️表紙の裏側に記載されている重要単語の語数です。
語数 : 22 words
英語 | 品詞 | 日本語 |
---|---|---|
bag バァッグ | 名詞 | 袋 |
bin ビン | 名詞(英) | ゴミ箱 |
shopping ショッピン | 名詞(英) | 買い物した物 |
step ステップ | 名詞 | 階段 |
scrambled スクランブル(ドゥ) | 形容詞 | ぐちゃぐちゃ |
ojachanのBOOKレビュー★
総合 ★★★★☆
面白さ ★★★★☆
学習効果 ★★★☆☆
難易度 ★★★★☆
知識関心 ★★★★☆
異文化理解 ★★★★☆
ボーナス ★★★★☆
面白さ・・・ストーリーの意外性や内容の面白さを評価
学習効果・・・文法や語彙、表現について学べ実際に使えそうかを評価
難易度・・・Oxfordが想定する対象年齢と初級英語学習者が感じる難易度を評価
知識関心・・・科学的な好奇心や興味関心を向上するような内容かを評価
異文化理解・・・イギリスと日本の文化的な違いを学べたかを評価
ボーナス・・・ORTファンが楽しめる作品かどうかを評価
すべての評価は、ojachan の個人的な見解に基づきます。
ojachanの感想
お父さん👱🏻♂️が表紙ですね。久しぶりにワクワク感があります。さぁ、読みましょう!👀
キッパーとママがお買い物🛒に出かけます。映画でよく見るガソリンスタンドと併設になってるショップが描かれています。ターバンを巻いた店員さん👳🏼♂️もいいですね~。ヨーロッパらしく、様々な人種の人たち🌍が一緒に暮らしている様子が、イラストから感じ取れます。
またまた、リーくん🤓登場!!前回出てきたリーくんは、お隣さん家の子だったんですね~。😮
なるほど。どおりで!どこかで見たことがある犬が、リーくんの家にいたわけですね!キャラクターが繋がりました。ということは、もしかして「おじさん👴🏻と犬🐶」のおじさんってリーくんのパパ…!?
文法は一般動詞の過去形に統一されていて難しくないですが、独特なイギリス英語の表現がけっこう現れるので戸惑うかもしれません。”I GOT the shopping.” とか。これについては疑問に思ったので、カナダやオーストラリアなど色んな国の方に教えてもらいましたが、皆わからず…。イギリス人の方は、
お母さんが何かの商品を手に取ってカゴ🛒の中に入れた、という意味です。
と教えてくれました。結論として「この表現は普段使わない」です。気をつけて!
今回は、期待を裏切らない結末でとても面白かったです。さすが、ロドリック・ハント(Roderick Hunt)さんの脚本ですね!ユーモアのセンスが素晴らしい。次回がまた楽しみです。
Oxford Reading Tree: Level 1+ More a Decode and Develop the Bag in the Bin(英語)
レベル: Biff, Chip and Kipper Level 1+ Decode and Develop
絵本の冊数:1冊
著者:Roderick Hunt / Nick Schon & Alex Brychta
出版:Oxford University Press, USA (2012/4/4)
キーフレーズと文法解説
1. get と take の違い
The bin man took the bin.
ゴミ収集の人はゴミ箱を回収しました。
この場合の【 took 】は【 take 】の過去形で、「持っていく」という意味です。「ゴミ収集の人がゴミをどこかへ持って行った=回収した」という意訳にしました。
「取る」と言っても、【get 】と【 take 】の二つの英語を使うことができます。しかし、この二つの英単語は明らかに意味が異なります。
・get ってどんな意味?
「ポケモンGETだぜーっ!」は、「ポケモンを取ったぞ!=手に入れたぞ」ってことですが、【 get 】は「自分の物にする、取り込む」という意味です。
現在形(原形) | 過去形 | 過去分詞 |
---|---|---|
get ゲッ(ト) | got ゴッ(ト) | gotten ゴットゥン |
ちなみに、「ポケモン!ゲットだぜ!」は英語で、
Pokémon! Gotta catch ‘em all!
ポケモン ガタ キャッチェモール
これが英語圏のスタンダード!オリジナルと違いすぎて🤣
・take ってどんな意味?
一方、【 take 】は「(許可なく)どこかへ取って行く」という意味です。
現在形(原形) | 過去形 | 過去分詞 |
---|---|---|
take テイ(ク) | took トゥッ(ク) | taken テイクン |
もし「ポケモンTAKEだぜーっ!」と言ったら、「ポケモン連れて行くーっ!」という意味になってしまうということですね。笑
Satoshi took Pikachu to the Pokémon center.
サトシは、ピカチュウをポケモンセンターに連れて行った。
2. 物の場所を英語で言ってみよう(前置詞①)
Mum put the bag on the step.
ママは階段の上にバッグを置きました。
前置詞の【 on 】を使うと「~の上に」という意味を表せます。
このように前置詞を使えば、色んな物の場所や位置を表すことができますよ。
・【 in 】~の中に
Kipper put the butterfly in the box.
キッパーはちょうちょを箱の中に入れた。
・【 on 】~に接して
Chip put the robot on the desk.
チップは机の上にロボットを置いた。
・【 above 】~より上に
Biff put the clock above the shelf.
ビフは棚の上に時計をかけた。
📖 on と above の違い
本来、【 on 】は「(何かに)接している」という意味で、机の上でも、壁でも、天井でも何かに接触していれば使うことができます。それに対して、【 above 】は「(何かの)より上に」という意味で、接触せず、何かとの間にスペースがあるイメージです。
・【on the right 】~の右に
Mum put the plant on the right of the window.
ママは窓の右側に植物を置いた。
・【 on the left 】~の左に
Dad put the bin on the left of the door.
パパはドアの左にゴミ箱を置いた。
・【 under 】~の下に
Floppy put the ball under his legs.
フロッピーは足の下にボールを置いた。
・【 behind ~ 】~の後ろに
Lee put the shopping behind the chair.
リーはイスの後ろに買い物袋を置いた。
・【 in front of ~】~の前に
The picture book man put the paints in front of the students.
絵本おじさんは、生徒たちの前に絵の具を置いた。
・【 by 】~のそばに・〜の横に
Biff put the stuffed animal by the pillow.
ビフはまくらの横にぬいぐるみを置いた。
・【 near 】~の近くに
Wilma put the cat near the sofa.
ウィルマは猫をソファの近くに置いた。
📖 by とnear の違い
本来、【 by 】は「(何かの)そばに」という意味で、前後左右に対して使い、接触している様子を表すことができます。それに対して【 near 】は「(何かの)ほぼ近くに」という意味で、前後左右+上下に使うことができます。
The Bag in the Bin クイズ
Basic かんたん
[
Intermediate ふつう
Advanced むずかしい
いかがでしたか。英語多読で効果的な英語学習をしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
次回のオックスフォードリーディングツリーは:
【ORT Level 1+】#46 Stuck! のお話。
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